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SYO KODAMA

 
 

​​ステートメント

人類は大地の恵みの中から金属を作り出し、その営みを加速度的に発達させてきた。

古来、日本人は自然と共に生きてきたが、物質的な発達と都市空間の発展とともに自然に対する在り方、考え方が知らずのうちに変わってしまったのではないだろうか。

人の心は常に自然への協調を求めている。しかし、文明は必ずしも自然とそぐわない場合が多く、商業主義・資本主義の物や情報が氾濫する多様性の海の中にその心さえ飲み込まれ流されそうになる。そうした文明の象徴である金属を用い、無機的な表情や形と有機的な形を組み合わせることで物質社会と精神社会の対比と融合を表現する。

自然のエレメントである風・水・大地・光・木などをテーマに発想して自然の持つ恵みと力強さを表現し、人との出会いとやすらぎを、自然と文明との関わりとして表現した。

金属を用いて自然の豊かな恵みと力強さ・エネルギーを形の中に内包させながら自分なりの東洋人としての自然観・文明観を表現できたらと思いながら制作しています。               敬天愛人

 

​風

​​WIND

風の記憶 NEC阿蘇.JPG
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​​風 Ⅱ

Wind  2

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⑩風門 (ヘンリー ムーア).jpg
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⑰hamura06.JPG
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DSC02009.JPG
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⑨風の大地.jpg
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こころのおと KAJIMA.jpg
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​​水

​​Water

水の大地 大分アジア.jpg
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水の大地 OASIS 箱根彫刻の森美術館賞.jpg
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水の大地 鴨川駅前広場ー1.JPG
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水の大地 川口市民ギャラリー.JPG
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大地 熊本県立大学.JPG
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⑲水の大地 2000NEC.jpg
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​水 Ⅱ

Water  2

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⑳caf.n 09.JPG
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水の大地・立川.jpg
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③莟 hiki 05.JPG
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水の大地・甲府.jpg
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​​水 Ⅲ

​Water   3

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​大地

​​Terra

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大地MMⅠ.jpg
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⑨大地95.jpg
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⑪大地 扉2000空間との対話.jpg
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大地・芸術センター.JPG
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大地 T&T.JPG
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​​大地 Ⅱ

Terra   2

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⑭連帯.jpg
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⑬連帯 Conjunction.jpg
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22大地02.jpg
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大地・連帯.jpg
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水の大地IRON.jpg
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​​大地 Ⅲ

Terra   3

大地
大地
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光の大地18x20x14.JPG
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IMG_20181127_122834 (1).JPG
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⑳大地89.jpg
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​​木

​​Woods

広い大地.jpg
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NUTS 大地.jpg
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大地 芽.jpg
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NUT 正面.JPG
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TUBOMI
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大地ー種
大地ー種
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​​木  Ⅱ

​Woods    2

森の泉
森の泉
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大地・・・KANN
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大地・・・芽
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こころのおと
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森の泉…花器
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瞑想の庭

SUISA…水杉

水の大地

 

​思考の支持体

 地球という星の中心核の主成分は鉄合金だ。これを大地から採掘・精製して工業的に生み出された金属ステンレススチール。児玉士洋の彫刻の、ランダムサンダーが創り出すステンレススチールの表面は、周囲の色を淡く映しとり、雛霰のような温和な表情を湛え、また、鏡面に研磨され、そよ風がふき渡るような水面を表現した彫刻の表面は、光がヒップホップを踊っているかのようで生命感が満ちている。

 キラキラと輝きを放つ児玉士洋の彫刻は、ステンレススチールの錆びないという属性ゆえに、文明が自然に打ち勝った証であるかのごとく捉えられがちであるが、その制作コンセプトの基底には人間優先思想はなく、多種多様な情報が氾濫する今を生きぬくひとりの人間として「自然界の要素を普遍的・根源的に捉えて、文明との関わりを問う形」を希求する真摯な思想がよこたわっている。日本における高度成長期、ステンレススチールの彫刻は経済的繁栄のシンボルとして、日本各地のパブリックスペースに設置された。しかし児玉士洋は「文明の象徴である金属を用いて、有機的な形と無機的な形を組み合わせることで、物質文明と精神世界の対比と融合を表現した。」(2000年熊本県立美術館図録より引用)として、単に表層的に経済の高度成長を賛美する思考を拒否している。

 ミケランジェロの彫刻《バチカンのピエタ》が完璧に彫り込まれ磨き上げられた完成作品として存在感を放っているのに対し、途中で制作をとり止めたのではないかとも思われる最晩年の作《ロンダニーニのピエタ》は、ミケランジェロの心の内奥に去来するいわば「自問の泡」とでもいえる試行錯誤の経緯が顕わになっていて観る者に思考の糸口を与えてくれる。偉大な彫刻家ミケランジェロの完成作品と未完成作品を対比させることから、私たちは思考を止めないことの大切さを知ることができる。傑作が完成したということは、その作品の制作過程で営なまれた思考が完了したことであり、私たちは鑑賞という行為を通して作品に存在する思想を遺憾なく受けとめなければならない。しかし、未完成の作品には、作家と他者との間に生じる大小様々な齟齬、例えば人間存在と大理石の存在の間に生じる葛藤、美の追求で生じるコンストラクションの問題、神のあり方と教会権威の対立、等々を思考しつづけることから浮上してくる彫刻家としての問いや迷いが泡のように作品にまとわりついていることが観てとれる。観る者はこの未完作品から作家の思考の契機を見い出すことができ観者と作品の親和性は増大すると言えよう。

 論理学者パースや哲学者ジェームズが唱えたプラグマティズムにある思考は、異なる思想との共生を目指し、「絶対的な正しさ」を否定するとともに、人間の知性を不完全なものと見成し、絶対真理を探求することを目的とした哲学のあり方を批判した。その上で「相対的な真理」を探求すべきと唱えた。そのためには他者との対話を継続し、コミュニケーションを図り、思考を止めないことが最も重要だと指摘した。

 児玉士洋は「幾何学的な形と無機的な表情は人の意志と関わりなく発展・増殖しつづける文明を表し、有機的な形で自然の力強さ・やさしさを表現している。人と自然そして文明との関わりを彫刻を使って表し」(東京造形大学H.P.教員一覧より引用)つづけている。このように金属との深い対話と大地に根差した思考の継続によって創作される児玉士洋の彫刻は、思考の支持体であるのみならず後続する彫刻に対する思考の基底としての存在感を増している。

               

 小野寺 優元(おのでらゆうげん) 

                 [彫刻家・川口市立アートギャラリー・アトリア芸術監督]  2017,May,29





                               

 

​​略歴

Biography

1955                                                    熊本県に生まれる

1982  東京造形大学造形学部美術学科               彫刻専攻卒業

         公募展・野外展

1983        第6回ジャパンエンバ美術コンク  ール,  埼玉美術の祭典野外彫刻展

1986        横浜ビエンナーレ    ヘンリームーア大賞展優秀模型展  現代九州彫刻展

  第13回現代日本彫刻展    六甲アイランドCITY彫刻展

1990        第1回甲府市まちかど彫刻展                              ハマ展(入賞)      

     1991      第2回甲府市まちかど彫刻展         第2回足立区野外彫刻展                           

1992       '92OUR徳島彫刻大賞展  第3回甲府市まちかど彫刻展(入賞) 

           第3回足立区野外彫刻展  アートヒル三好ヶ丘’92彫刻フェスタ

1993     現代国際彫刻展優秀模型展       第4回足立区野外彫刻展(大賞)      

          アートヒル三好ヶ丘彫刻フェスタ(入賞)'93OUR徳島彫刻大賞展

     第1回大分アジア彫刻展  第8回国民文化祭いわて’93石彫展

1995       水辺の彫刻公募展            第5回東京野外現代彫刻展                   

21世紀アート大賞(入賞)  風のビエンナーレたちかわ

1997    チエルノブイリ・メモリアル・アート・コンペテイション(佳作)          

1998     国際“掌中”新立体造形公募展    さかいでARTグランプリ’98

       あおもり野外彫刻展’99  足立区野外彫刻コンクール(大賞)

川鉄デザインコンペテイション  第4回大分アジア彫刻展

1999      第5回倉敷まちかどの彫刻展             第6回風の芸術展